フードシェアリングの活用で節約もエコもできる

フードシェアリングの選び方

近ごろ、「フードシェアリング」という言葉が盛んに聞かれるようになりました。
世界的に広がっている「食」に対する取り組み方のことで、余った食材、あるいは調理済みの食事を、他の人々と共有することを意味しています。
フードシェアリングを実践することによって、まだまだ食べることのできる食品が廃棄されてしまうのを防ぐことができます。

食品のロスをできるだけ削減するために考案されたフードシェアリングのシステムは、2015年ごろからヨーロッパを中心として拡散された概念です。
日本でも2019年に成立した「食品ロス削減推進法」によって、積極的にフードシェアリングが推進されています。

フードシェアリングを実践するためのさまざまなアプリが用意されており、活用することによってお財布に優しい食生活を実践することができます。
フードシェアリングを利用する際には、守備範囲の広いアプリを利用することが大切です。
大手の企業が含まれているフードシェアリングを選べば、さまざまな恩典を活用することができて便利です。

フードシェアリングのメリット

フードシェアリングによって、フードロス(食品ロス)を最大限に削減することができます。
生産者の側から言っても、消費者の立場から見ても、お互いに損がないのがフードシェアリングの大きなメリットのひとつです。
毎日の食卓に必要な食材もフードシェアリングを利用することによって安く入手できるだけではなく、食品ロスの問題について社会的に貢献することができるのもフードシェアリングのメリットです。
さらに、環境負荷を軽減できるフードシェアリングは、エコロジーの観点から見ても利点が多いと言えるでしょう。

企業側からすれば、フードシェアリングに参入することによって売り上げが向上し、企業の知名度がアップするというメリットもあります。
数あるフードシェアリングの中でも、特におすすめなのは「TABETE」や「tabeloop」、「KURADASHI」などです。
例えばTABETEは株式会社コークッキングが運営するアプリで、すべての商品が680円以下に設定されているのが特徴です。

フードシェアリングをする際の注意点

フードシェアリングで提供される食品の中には賞味期限の迫ったものも多いので、その辺りをよく認識した上で購入することが大切です。
食品を無駄にしない、ロスをできるだけ出さないようにするというのはエコロジーの観点から見ても好ましいのですが、実際に食品を購入する際には鮮度を重視することも大切です。
無理しない範囲で、地球環境に貢献するつもりでフードシェアリングを実践することが大切になってきます。