料理が食卓に並ぶまでに様々な過程でエネルギーを使っています。電気やガスを使うことで二酸化炭素が発生しますが、二酸化炭素は地球温暖化の原因といわれています。
食材を無駄なく使い切り、調理や片づけで電気やガスの使い方を工夫し、環境のことを考えて料理して見ませんか?
今回はエコレシピについて紹介します。
エコレシピとは
食材の調達や調理、調理くずの廃棄削減に配慮したレシピをいいます。
エコレシピが環境に優しいわけ
料理に使われる油は、そのまま下水道に流されることが多く、つまりの原因や河川汚染の原因となります。
また、片づけでは調理器具や食器を洗いますが、その排水も河川を汚す原因です。
エコレシピは調理器具を少なくしたり、油をできるだけ使わないようにしたりと工夫しています。
エコレシピのポイント
買い物の仕方
必要な食材を必要な分だけ購入しましょう。安いからと必要以上の量を買ってしまい、使い切れず廃棄してしまうのはエコではありません。
また、旬の食材は生産に使うエネルギーが少ないので省エネです。さらに味がよく栄養価も高く、価格も安いのでいいこと尽くしの食材です。
産地が近いものを選ぶと輸送に使うエネルギーが少ないのでこの点でも省エネになります。
食材の選び方
火の通りがよい食材を選びましょう。肉類は薄切り肉やひき肉を使います。
野菜は葉物やきのこ類を使い、根菜類は細かく刻むか薄切りにしましょう。少ない食材でもボリュームが出せるようになり、結果的に節約にもなります。
色々なレシピサイトで、特集が組まれているので参考にするといいでしょう。
特に暑い夏場は火を使いたくないもの。また、仕事で遅くなったときも、パッと作れるようになるので大変助かります。エコのためでもありますが、上手に手抜きできるようになります。
調理器具の選び方
目的に合わせて適切な調理器具を選ぶことで、エネルギーを効率的に使えるようになります。
例えば、火の通りの悪い食材は下ごしらえに電子レンジで加熱したり、一つのなべやフライパンで作れる料理にしたりすることです。
使ったなべやフライパンを洗わずにそのまま別の工程で使えば洗いものの回数を減らせるので節水できます。
野菜を切るときは食べられる部分を一緒に切らないようにしましょう。
火加減や過熱について
ガスコンロを上手に使うことでエネルギーロスを防ぎます。
なべ底から炎をはみ出さないようにする、火の通りをよくするために具材を細かく刻む、お湯を沸かすとき、必要な水量にするなどです。