食中毒予防
毎日の食事では、栄養のバランスや食べる時間などとともに食中毒にも気をつけたいものです。
特に梅雨時などは食中毒にかかるケースも多くなりますので、外食もそうですが、家で食事を作る際には十分な注意が必要です。
家で調理をする際には、とにかく食中毒の元となる細菌を除去し、増やさないように心がけるようにしましょう。
まな板やふきんなどは、常に清潔に保つことを心がけないとすぐに汚れてしまい、細菌が繁殖してしまうことにもなりかねません。
買ってきた食材は室温で放置せずに、すぐに冷蔵庫に入れる、あるいは冷凍するなどの配慮も必要です。
細菌は加熱によって破壊されますので、肉や魚などは特にしっかりと中まで火を通すことも肝心です。
梅雨時は食品が傷みやすいだけではなくて、暑さと湿気で体の免疫力が低下してしまいますので、食中毒の予防対策はしっかりと行いましょう。
食中毒の予防におすすめの食材
食中毒の予防におすすめの食材は、何と言っても梅干しです。
梅干しにはクエン酸が含まれており、細菌の繁殖を抑えてくれます。
食品の細菌だけではなくて口の中の細菌にも作用する梅干しは、1日1個は食べておきたいところです。
こうすれば口臭予防にもなりますし、疲労回復にも役立ってくれます。
梅干し以外でおすすめなのは、腸内環境を整えてくれる食品です。
ごぼうや玄米、豆類などは腸の中にたまった有害物質を外に排出して腸内環境を改善してくれる作用がありますので、毎日の献立に積極的に取り入れれば免疫力もアップし、食中毒にかかりにくくなります。
豆腐や納豆などの大豆製品、バナナ、ハチミツ、玉ねぎやキムチ、ぬか漬けなどもおすすめです。
腸内環境が整っていれば、少しぐらいの細菌ではびくともしない体づくりをすることができます。
また、タンパク質が低下しても免疫力が落ちますので、食欲がないからと言って偏った食事をしないようにすることも忘れてはいけません。
食中毒対策に有効なレシピ
食中毒対策に有効なレシピとしておすすめなのが、「ツナと春雨の梅和え」です。
これ一品で、タンパク質と梅干しをしっかりと摂取することができます。
作り方も簡単なので、常備おかずにしておくと便利です。
材料は春雨とツナ缶、梅干し、ひじき、青じそ、そして白炒りゴマです。
梅干しと青しその爽やかな香りで、蒸し暑い梅雨時でも食欲をそそられます。
作ってから食べるまでに時間がかかるお弁当も、しっかりと食中毒対策を行いましょう。
お弁当の定番おかずである鶏の唐揚げは、カレー粉風味にすると食中毒対策になります。
カレー粉には殺菌作用があるので、チャーハンなどもカレー粉を加えて作るといいかもしれません。
味のしっかりついたきんぴらごぼうなども、お弁当のおかずにぴったりです。