オーガニックコスメは高いのがあたりまえ?

オーガニックコスメは高いのがあたりまえ?

オーガニックコスメは体にやさしい天然由来成分として人気があり広まっていますが、どうしてこんなに人気なのでしょうか。
オーガニックコスメについてまとめました。

オーガニックコスメとは

現在の法律ではオーガニックコスメについて規則や罰則がありません。
つまりメーカーが「これはオーガニックコスメです」といってしまえば、オーガニック成分が入っていなくてもオーガニックコスメになるのです。ただし、これは日本の話。
海外だとオーガニックコスメには認証マークが付いているのは厳しい基準をクリアしているものが多く、認定機関に認証されたものとして選ぶ基準になります。
海外でも国によって認定基準が異なるので、購入前にチェックするようにしましょう。

オーガニックコスメが高い理由

オーガニックコスメの原材料である植物は有機栽培や無農薬栽培で手間がかかっています。
その手間が価格に反映されるためです。

オーガニックコスメは安全なのか

天然成分由来と書いてあると安全と感じますが、必ずしもそうとはいえません。
天然成分にはまだ解明されていない成分が含まれている可能性もありえますし、成分にも条件によってばらつきがあります。
植物の中にはアレルギーの原因となる成分がありますので、安全とはいえないのです。

防腐剤に使われるパラベンは人工的に合成された添加物です。
パラベンは30年以上前にアレルギーの原因になると厚生労働省がリストとして公表していましたが、今ではそのようなことはないと検証されています。
検証を重ねた結果低刺激ですぐれた防腐効果をもっていることが分かりました。
そのため、今でもパラベンが防腐剤として使われている理由です。
パラベンフリーと書いてあるコスメがあれば、他の防腐剤が使われていることになります。化粧品として販売するためには未開封で3年以上保存可能という条件があるためです。
防腐剤なしでこの条件をクリアすることは難しいため、消費期限が明記されています。
パラベンフリーと書いてあって消費期限がない場合、他の防腐剤が使われていると疑う必要があります。

オーガニックコスメには「肌によい」「赤ちゃんでも使える」といったものが多くあります。
実際はどうでしょうか。
コスメには天然の植物由来成分だけではなく、人工的な化学物質も混ぜ合わせて作られています。
オーガニックコスメを使っている人には化学物質過敏症の方もいらっしゃいますが、自然由来100%でもアレルギーを引き起こす人もいます。
オーガニックコスメに化学物質が含まれてなくても、肌にあわずマイナスに働くことも十分ありえます。

正直なところ肌にあうのであれば、こだわりすぎないほうがよいかと思います。
コスメの成分表を見ても、成分がどの割合で入っているのか、どのように作られているのかは判断できません。
実際に肌につけてみてなじむものであればよいのではないでしょうか。
刺激の少なさが大切だと考えます。