物を燃やすと二酸化炭素が発生しますが、この二酸化炭素が増えると地球環境に悪影響を与えます。
今回は二酸化炭素が増えるとどうして地球環境に悪いのか解説します。
二酸化炭素は温室効果ガスともいわれる
二酸化炭素は石油や石炭などの化石燃料を燃焼させると発生します。電気を作るのには大量の化石燃料が使われており、二酸化炭素も大量に排出されています。
それだけではなく、自動車に乗るとガソリンが燃焼され二酸化炭素が発生。電化製品や自動車などを利用すればするほど二酸化炭素が排出され地球温暖化を早めることになるのです。
また、エアコンや冷蔵庫で使われるフロンや生ごみからでるメタンも温室効果ガスです。
温室効果ガスは熱エネルギーを吸収する性質を持っています。
太陽から降り注ぐ光は地球を暖め、その地表から放射される熱を温室効果ガスが吸収して大気を暖める仕組みです。
もしも、地球上に温室効果ガスがなければ世界の平均気温がマイナス19度になるといわれています。
二酸化炭素が増えた原因
産業革命以降、人類は化石燃料をエネルギー源として使っています。その結果、大気中の二酸化炭素が増えることになりました。
また、熱帯雨林の森林が伐採により面積が狭まっています。
木は二酸化炭素を吸収し、酸素に光合成するので、森林が減少すると二酸化炭素の吸収が減ってしまいます。
二酸化炭素が増えた原因の一つです。
地球温暖化がもたらす変化
世界の平均気温は産業革命前の気温より1度上昇しています。
2018年にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が発表した1.5度特別報告書によると0.5度上昇すると、海面上昇や洪水、干ばつを増加させるそうです。
北極や南極の氷がとけて、海水が増えると島が水没、砂浜がなくなるといったことが考えられます。
また、そこに住む動物が生息できなくと危惧されています。ホッキョクグマは温暖化の影響により住む場所をなくし絶滅危惧種として認定されました。
そのほかにも異常気象の長期的な影響が懸念されており、温暖化を食い止めるためには、温室効果ガスの排出量を減らしていくことが重要となります。
私たちにできることは、温室効果ガスの発生を減らすには小さな心がけから始まります。
エアコンをつけっぱなしにしない、使っていないコンセントは抜く、水を出しっぱなしにしないなどエネルギーの無駄遣いをしないことが温室効果ガス削減への第一歩です。
ちょっとしたことでもエネルギーの無駄遣いにならないように心がけてみてください。